第一生命ホールディングス

サステナビリティに関する社長メッセージ

これからも「一生涯のパートナー」であり続けるために、一人ひとりのQOL向上への貢獻に挑戦していきます。

「一生涯のパートナー」であり続ける
~変化を乗り越え社會課題解決へ挑戦~

第一生命グループは1902年の創業以來、お客さま一人ひとりに寄り添う生命保険事業等を通じ、その時々に必要とされる安心をお客さまに提供するとともに、社會課題の解決に貢獻してきました。すなわち、お客さまや社會の変化に向き合い、時々の社會の課題に対応していくことは當社グループの歴史そのものといえます。
グループミッション「一生涯のパートナー」は、こうした當社の歴史を受け継ぐ者の使命と誇りを表すものであり、國內外に10の生命保険會社と、2つのアセットマネジメント會社を擁する事業基盤を構築した現在も、変わらず生き続けています。
この「一生涯のパートナー」の原動力は、創業者矢野恒太から続く「最良の追求」と「変革の精神」です。「最良の追求」とは、人々の幸福や社會の発展に貢獻していくために、私たちの提供価値が、最も良いもので、最も支持されるものとなるよう、真っ直ぐな努力を常に行っていくことです。また、「変革の精神」とは、こうした「最良の追求」を実現するために必要なことは何事にも真っ先に取り組み、時に自らの事業のかたちや手段をも大膽に変えていくことを厭わないことです。
私は社長就任以來、創業者のある言葉を引用し、「一生涯のパートナー」としてどう仕事と向き合うべきか、それについての私の思いを社員と共有してきました。その言葉は、「世間の人が喜ぶか、無くてもいいと思うかを考えよ。世間の人が有益で便利と感じる仕事は必ず価値が認められ、世間がその仕事を認め大きく育ててくれる、だからこそ仕事というものは世間のためにやるのだ」というものです。
これは「一生涯のパートナー」であり続けるための本質であり、私たちがお客さまや社會に選ばれ続け、成長を実現していく上での変わらぬ価値観です。
私たちは今後もこの本質を見失うことなく、新たなお客さまニーズや社會課題に応じた提供価値を、真っ先に、真っ直ぐに創っていく。その思いをグループ7萬名で共有し、新たな成長に向けて一丸となって挑戦していきます。

「QOL向上への貢獻」を通じた新たな社會価値創造
~SDGs実現への貢獻~

「人生100年時代」と言われる昨今、私たちは、科學や醫療技術の進歩などにより「長生き」や「便利で豊かな暮らし」を手にすることができるようになりました。その反面、早期からの健康増進や高齢化に伴う慢性疾患の予防と適切なケア、経済的な備えなどを行っていくことが大きな課題となっており、こうしたニーズは更に高まっていくと考えられます。これは日本をはじめとした先進國だけでなく、今後世界各國が直面する課題です。さらに、気候変動や人権問題、デジタル技術の進化など、國際社會が取り組むべき社會課題は広がりを見せています。

慢性疾患と考えられる罹患者の推移

また、ライフスタイルの多様化について、特に「ミレニアル」世代は「所有よりシェア」、「日常のつながりを多くの人とSNSなどで共有すること」に価値を見出すなど、これまでの世代とは全く異なる価値観を持っています。加えて、シングル世帯の増加、フリーランスの広がり、グローバル化による在留外國人の増加なども、ライフスタイルの多様化を増進させる要因となっています。こうした多様化の結果、現在では一人ひとり異なる価値観を持ったお客さまが、実に多様な期待?欲求を抱き、それらを満たす商品?サービスをどんどん企業に求めるようになってきています。

ライフスタイルの多様化

人生100年時代に伴う課題の顕在化やライフスタイルの多様化などを踏まえ、當社グループは中期経営計畫「CONNECT 2020」の取組みを通じて、今後目指していく新たな価値創造を「一生涯のパートナーとしてのQOL向上への貢獻」によって行うことと定めました。QOL(クオリティオブライフ)向上とは、「一人ひとりが望む人生や、生き方を実現すること」だと考えます。その実現のために、當社グループはどうやって貢獻するのか。これからも「一生涯のパートナー」として使命を果たし続けるために、人々のQOL向上につながる獨自の価値を提供でき、かつその提供価値が社會やお客さまから期待される領域は何か。私たちは、環境認識や事業の特徴、強みなどを踏まえたうえであらためて考え、事業を通じた提供価値の領域を、従來の「保障」に加え、今後はQOL向上を実現するうえで誰しもが必要とするであろう「資産形成」「健康増進」「つながり?絆」の領域にも本格的に拡大し、社會やお客さまに貢獻することを目指すこととしました。「一生涯のパートナーとしてのQOL向上への貢獻」は、日本のみならず、展開している海外7カ國においても共通のコンセプトです。

「一生涯のパートナー」としての第一生命グループ獨自の提供価値

この私たちが目指す提供価値は、いずれも國連の掲げるSDGsの目標?ターゲットも踏まえたものであることから、QOL向上への貢獻への取組みそのものが、「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に貢獻していくものと考えています。

當社グループは、SDGsから獨自に導出?分析した50の社會課題から11項目の重要な社會課題を特定し、中期経営計計畫で優先的に取り組んでいます。
例えば、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」については、「あらゆる人々の健康の増進」を重要テーマに掲げ、従來からの保険の役割である病気?介護?死亡などへの経済的保障(プロテクション)だけでなく、健康増進や病気の重癥化予防への寄與(プリベンション)にも貢獻していくなど、これまでの保険ビジネスモデルの枠を越える取組みによって、お客さま一人ひとりのQOL向上に貢獻していきます。

11項目の重要な社會課題

QOL向上に貢獻していくために、當社グループでは、保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から獨自のイノベーションを創出する取組みを"InsTech"と銘打ち、最優先の戦略課題として、グループ全體で推進しています。その一環として、第一生命では醫療ビッグデータの分析を進め、特定の疾病をお持ちの方などの入院狀況などに関する分析を行った結果、高血圧癥や糖尿病などをお持ちの方の一部である3.8萬件のお申込みについて、保険の引受けを拡大することが可能となりました(第一生命の年間新契約件數の約3%分に相當)。
こうした成果は、一人でも多くの方に保障を提供し、より多くのお客さまの「生活の安定」、QOLの向上に貢獻することにつながったという意味で畫期的なことであり、今後もこうしたデータ解析による引受けの拡大を進めていきたいと考えています。
2018年4月には東京?渋谷と米國シリコンバレーに「Dai-ichi Life Innovation Lab」を創設しました。今後の生命保険事業を取り巻く外部環境の変化やテクノロジーの急速な進展を踏まえ、QOL向上を通じた社會の課題解決に貢獻すべく、これらの取組みを通じて、イノベーションをリードしていきます。
當社グループは、生命保険事業を通じて社會保障制度の補完という従來の役割に加え、「生活の安定」や「健康壽命?資産壽命の延伸」、「地域?社會の持続性確保」といった社會課題解決に真っ先に貢獻していきます。

豊かな未來に向けて
~地域?社會の持続性確保~

當社グループは、生命保険事業を日本全國で展開する強みを活かし、各地域でのさまざまな「つながり」や「つながりの場」を提供することなどを通じて、住みやすく、働きやすい地域づくりの面からQOLの向上に貢獻します。國內生保で唯一47都道府県との連攜協定などを結んでいる強みを活かし、自治體と連攜した高齢者見守りや子育て支援、産業?ビジネスの振興などを通じ、地域のさまざまな課題解決に向けた取組みに著手しています。
また、生命保険會社としてご契約者からお預かりした保険料を運用するという立場からも、イノベーションの創出や地域活性化、気候変動の緩和などに寄與しうるESG投資にも積極的に取り組んでいます。収益性の確保を前提として、インパクト投資(社會へのポジティブな構造変化(社會的インパクト)をもたらすような事業?企業への投資)などのESG投資により、イノベーションの創出や地方創生などを後押しするとともに、グローバルに展開する生命保険グループとして、ESG投資を通じて、気候変動の緩和や新興國におけるインフラ整備などのグローバルな社會課題の解決にも貢獻していきたいと考えています。
そして、気候変動への対応も國際社會全體で取り組む重要な課題であると考えており、金融安定理事會(FSB)により設置された気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同しております。今後、気候変動を起因とした自然災害?感染癥の拡大等による生命?健康への影響や低炭素社會への移行に伴う政策変更等による投融資への影響など、當社グループの生命保険事業?資産運用事業に與えるリスクと機會について分析を深めてまいります。
當社グループは、地域?社會の課題解決に向けて、様々なパートナーシップを結びながら、豊かで安心感あふれる生活?社會づくりに努め、地域?國際社會とともに持続的に発展することを目指していきます。

最後に

當社グループは、「一生涯のパートナー」としての使命をこれからの時代においても果たしていくために、人々の「QOL向上への貢獻」を通じ、社會課題の解決に貢獻していきます。この考え方に基づく価値創造を、グループの総力を結集して世界中で展開することで、「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」お屆けし、持続的でサステナブルな社會の実現を目指していきます。
皆様におかれましては、今後とも當社グループに対し、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

第一生命ホールディングス株式會社
代表取締役社長

稲垣精二
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